「Chase the Can」イベントに行って来ました。

●缶詰を一番多く集めた人が優勝
「Chase the Can」というWorld of Warcraft TCG（以下ＷｏＷ）のイベントなんですが、どのようなイベントかと言うと、

各人が缶詰を持ち寄り、それを限定ジャンケンの要領で対戦後勝った方が１缶奪う。
すべての対戦が終わった後で、主催者が缶詰をプロモカードと交換してくれる。
主催者は集まった缶詰をチャリティーとして寄付する。

というイベントです。
（ただ今回がこういう進め方であって、世界中の「Chase the Can」がこういう進め方なのかは正直わからないけども・・・。）

大会の趣旨はチャリティーと日本のＷｏＷを盛り上げるためのいうことで、実際はすべてのプレイヤーに持っている缶詰の数に係わらずプロモカードが配られました。
（数が足りなかったということで上位の人にだけ「Chase the Can」の缶バッチが配られましたけど）

更に対戦会終了後は、海外のカードサプライ（スリーブやデッキケース、プレイマット等）や、すでに絶版となっているRaidデッキ（魔王戦デッキ）、更にはジャッジ報酬やプロモーションカードなどの非常に手に入りにくいカード等がオークションにかけられ、それらの収益もすべてチャリティーとして寄付されるそうです。

エライ。スゴイ。どこかのアグ○スに聞かせてあげたい。
こういうチャリティーのやり方もあるのですね。「流石海外は違うなぁ。」と感心してしまいました。

ということで、スーパーで缶詰を買って会場へ。

今まで何度か大会に出てきまして、最大で９名しか集まったことしかなかったのですが、なんと驚きの２２名も集まっていて噴く。
しかも初めてお見受けする方も多く、まだまだプレイヤーがたくさん居るんだなぁとちょっと安心した。





●ガチとカジュアル
正直参加するまでいまいち趣旨がわかっていなくて、参加者がガチ勢だらけだと作ったばかりのへっぽこメイジデッキではまったく歯が立たないと思い、今回はガチ方面のアライアンスハンターデッキを持ち込みました。

＜アライアンスハンターデッキ＞
４《ガレット・バイス》
２《エメラルドの大尉》
３《ブーマー》
４《テスラ》
２《ゲン・グレイメイン王》
２《野生の化身》
４《マウンテンキング・マグニ》
４《野生のアスペクト》
１《ワイバーンの牙》
１《アリスター・クーパー》
１《ブロンズのドラゴノイド》
２《雷に恵まれしアイリーン》
３《魔力の古代の弓》
２《爆発の罠》
２《トロフィーキル》
４《ヴァランダス・シルバーリーフ》
４《ベラ・ワイルダー》
３《コエアス》
４《腐食防止》
４《強力なウ＝チャ》
２《群れのリーダー》
１《ウィッチ・ヒルの出没とは？》
１《ギルネアス》

帰ってからも少し弄ったので若干違っているかもしれないけど、まぁこんな感じ。
かなり色々と試行錯誤中でございます。

１ターン目の動きが欲しいので《エメラルドの大尉》を２枚。
《ブーマー》は３枚しか持っていないのでしかたなし。
同じく《野生の化身》も持っていないので代わりの《アリスター・クーパー》を１枚。

デッキにヴォルケンが少ないため大体６/６の《ゲン・グレイメイン王》は２枚に。３枚は多いんじゃないかなぁ？
《ワイバーンの牙》や《古代弓》は持っていないのでこの枚数。《ワイバーンの牙》はもう少し欲しい。

武器デッキに当たったらあきらめる方向で《テリーナ・ケイリン》を切って《コエアス》は３枚。
ちなみにＰ氏のハンターデッキは両方４積みだった。ここの枚数はメタ次第ですね。

《ブロンズのドラゴノイド》は夢枠。
《テスラ》や《野生の化身》を１ターンに２回殴らせられるのは熱い！

同キャラで《テスラ》をノーコストでやれるというただそれだけのために《爆発の罠》。
ダメージ計算を狂わせられるのでいけてると思っていたのだけど、そもそも同キャラだと４コスト以上の仲間が《テスラ》と殴ってこない《ゲン・グレイメイン王》ぐらいなので、普通に《トロフィーキル》でよかったかもしれん。
実際の対戦でも《テスラ》に刺さったのは１度だけでしたし・・・でも３コスト立てておくのって意外と難しいんだなぁ。

クエストが一番悩んだ。
《ヴァランダス・シルバーリーフ》の能力を使うためにはクエストはそれなりに必要。
ただこのデッキは基本的に速攻で殴りきる必要があるので、コスト２で動ける物を中心に。重いクエストは使わない。

《シルバーリーフ》で裏返せない《ギルネアス》は１枚。強いので４枚欲しいけど１枚。
２コストの仲間がいなくても《強力なウ＝チャ》→《野生のアスペクト》の動きが出来るので《強力なウ＝チャ》は４枚。
手札が無くても最後の一押し（４点ダメージ）が見込める《群れのリーダー》は２枚・・・しか持っていないのだ(´・ω・｀)


とまぁこんなデッキで対戦開始です。





●１戦目　アライアンスハンター
外国の方。後手。
先に《野生のアスペクト》を張って相手が出した《アスペクト》を《コエアス》で割る。
直ぐにおかわりを出されたけど、自然耐性分のコストを終始残して相手の生物を一方殺して勝ち。
ココナッツミルク缶ゲット！



●２戦目　アライアンスハンター
Ｆ氏（以前対戦経験あり）後手。
互いに《野生のアスペクト》が出ないまま殴りあうが、こちらがマナカーブ通りに展開できてテンポ勝ち。
いわし味付け缶ゲット！



●３戦目　アライアンスドルイド
ブルーさん。先手。
ハンター的にドルイドはかなり厳しい相手。
《野生者の刻印》が《ゲンちゃん》に付くだけでお手上げ。

しかし数少ない非自然ダメージ源の《魔力の古代の弓》に家宝カウンターが１つ乗ったので、自然耐性関係ない感じで「４て～ん！」「４て～ん！」と相手の生物を落としまくる。
《月と地》は《アスペクト》と違って体力上がらないから遠射程があるととても強い。勝ち。
カニ缶ゲット！



●４戦目　アライアンスハンター
ふねさん。先手。
対戦前に、


　　「ブログとかやられてますか？」


と聞かれ「なぜそれを知っている？」と思いつつも「あ、ハ・・・ハイ。」としか言えず焦る。

ここはちゃんと自己紹介をしなくては・・・(;´д｀)

と今年最大の勇気を振り絞って


　　「あ・・・ス、スターマンと言う名でＤＮやってます。」


と言ったら食い気味に、


　　「ああ！あのスターマンさんですね！私はふねと申します！」


と言われる。

あのってどの？どこのスターマンのこと？（どうやらツイッターらしい）とか思って混乱していると。
ブログ読んでます的な話から、有名ですよ！とか言われて（そもそもＷｏＷＴＣＧのブログを書いてる人が少ないだけとも言う）褒め殺し状態。

普段ブログ読んでますとかリアルに言われたことないもんだから、かなり舞い上がって目が泳ぎまくり。
この泳ぎならメダルも狙えるという誰が見ても挙動不審なスターマンです。こんにちは。
警察がいたら即職質もののキョドり方でございます。

私のブログを以前から読まれている奇特な方はご存じでしょうが、一度キョドり出すとその後はテンパってまともなプレイングが出来なくなるでお馴染みのスターマン。

もちろん先手４ターン目にリソースを置き忘れると言う謎プレイングを炸裂させ、《ゲンちゃん》が出せずに押しきられて負け。

普通に置いてれば５ターン目に《ゲンちゃん》出してワンチャンスあったんじゃないかな…(;´д｀)

いやーテンパった。ハハハ。(´・ω・｀)



●５戦目　アライアンスハンター
外国の方。先手。
これで最終戦。テンパイ状態覚めやらぬまま対戦開始。

絶賛キョドリ中だったので「こりゃ負けるなぁ～」と思っていたけど、初手がほぼテンホー状態。
デッキ内容が同じだとするとテンホー手札なら圧倒的に先手有利。

こちらが先に《野生のアスペクト》を張る→相手も張る→こっちが《コエアス》で割る。→相手割りたくても継続能力が無くて割れない。

ね。先手超有利。

で、ブン回って勝ち。



と言うことで、結果は４-１で３位。



上位卓がアライアンスハンターで埋めつくされる中、唯一違うホードドルイドが優勝！
非常に前のめりな思わず真似したくなるほどカッコイイデッキでした。
（《母なる大地に選ばれし者・ケーイルン》が１枚もないので無理ですけど）





●オークション
その後、本日の真のイベント！オークションが開始！

下見スペースに並べられていた海外のカードサプライ等をオークションにかけるのですが、スリーブやデッキケース、プレイマットの他に、ジャッジ報酬のプロモカードもあり、レイドデッキが７０００円越えで落札されたりと大盛り上がり。

私は下見スペースで見た雪だるまのプレイマットが気に入ったので、それを狙ってみた。

最初は「まぁ２０００円が限度かなぁ・・・。」と思っていたら、クリスマス限定のものでフォイルの雪だるまカード（プレイマットの元になったイラストのカード）も４枚付けてくれると言われ俄然やる気に。


　　「よし。予算限度を３０００円に上方修正だ！」


と気合い十分。
オークションが始まってもいないのに既にドキドキがマックスとか、小心者にも程がある。


　　主催者「では。５００円から。」


　　スターマン「３０００円！」


あ。
しまった。


　　いきなり限度額を言ってしまった…。


やはりテンパってしまうとやらかしてしまう私。

少しずつ上げて行って競りを楽しもうと思っていたのにアホだ…。

きっと競りたい人も居たのだろうが、まわりの「おっさん必死だな。」の空気の中。

その場にいた全員の気持ちが「あの残念なおっさんに譲ってやろうじゃないか！」という方向へ、ひとつにまとまるという奇跡が起きて、無事落札出来たスターマンなのでした。

いやー。ドキドキした。今年一番ドキドキした。



ちなみに画像がプレイマットの元になったプロモカード。
能力はかなり強い（と思う）
ただ普通の構築では使えないので、レイド専用デッキとかを作るしか当分使い道がないんだがな。





本当に本当に楽しいイベントでした。
またこういったイベントがあるなら、是非参加したいところです。

主催者様ならびに関係者の皆々様、ありがとうございました。