タンスを開ける男

●お父さんが亡くなって一人で宿屋を切り盛りする少女が必至で貯めたであろう２ゴールドを、躊躇無くタンスから持っていけるハートを持つ男。ある意味これが本当の勇者である。
なんとかダーマの神殿到着。
ドラクエ３にさんざんはまった私的には、ダーマの神殿と言うだけでワクワクです。
で、主人公の職業にそこで初めて気が付きました。


　　“　旅　芸　人　”


なんですね。勇者じゃないんだなぁ。
仲間を、戦士、僧侶、魔法使いという、いわゆる、


　　ゆ　せ　そ　ま


でパーティーを組んだつもりだったのですが、
主人公が旅芸人なので、


　　た　せ　そ　ま


になってしまいました。
どうやら勇者も上級職のようです。
勇者になって世界を救うのも大変です。


とりあえず、バトルマスターと魔法剣士の上級職を開放。
とりあえず気軽に転職し、将来の事をあまり考えずに適当にスキル割り振りをするスターマンです。こんにちは。

実生活は、できればダーマの神殿にお世話になりたくないと必至に会社にしがみついているのですが、ゲームの中ではなんとお気軽に転職しちゃうのかと。
というのも、

スキルのランクが上がるたびに“称号”がもらえるので、称号をコンプするには当然全スキルを制覇しなければならない＝最終的には全部のスキルをゲットできる。
だったら序盤色々な職業を試してみるのもいいんじゃないの？

と勝手に思っているのですが…どうなんでしょうね？


あまり情報を仕入れていないので、今後どんな職業やスキルが出てくるのか楽しみです。
まぁどんな職業に就こうが、どの職業も、



　病気で寝込んでいるおじいさんを気遣うおばあさんの横で、ツボを割りまくる簡単なお仕事。



なんですけどね。





●とりあえずココまでの感想
まだクリアしていませんが、やはりドラクエ。面白いです。
いや、正確にはロールプレイングゲーム（以降ＲＰＧ）と言われるものは、ドラクエ８以来といっても過言では無いので、他のＲＰＧをやっていない以上他と比べる事は出来ませんから、ゲームをプレイした感想として面白いです。

ほぼ一本道ですすむストーリー。微妙にお金が足りなくなる装備品の値段設定。
初見のモンスターにボコられつつも、ライフがマックスならば全滅はまずしない敵の強さ。
などなど、やっていてもうちょっと頑張ってレベルを上げようかなぁと言う気持ちにさせる絶妙なバランス。実に丁度ええ。

普段から色々なＲＰＧやりこんでいる人には物足りないのかもしれませんが、次にどこに行けばいいのかをすぐに忘れてしまうサラリーマン勇者であるところのスターマンとしては、次にやるべき事をＹボタン一発で教えてくれるナイス仕様は非常にありがたく、また明らかにボスと思われる敵を発見した後、


　イベント開始（ボス的な何か登場）

　　↓

　しかし改めてボスに声をかけるまでは戦闘始まらず。

　　↓

　なので、リレミト（現在いる場所から脱出する呪文）

　　↓

　それでもって、ルーラ（以前行った事のある町へ飛んでいける呪文）

　　↓

　宿屋で体力回復

　　↓

　教会でセーブ

　　↓

　もう一回ボスのところに（最短ルートで）到着



というプレイングが可能であるため、体力ほぼマックスでボス戦に突入できるという緊張感のかけらも無いナイス仕様も見逃せません。
おかげで今のところ一度も全滅することなく話を進められます。

正直昔のドラクエというかＲＰＧなら、



　迷宮探索中（そろそろボスかもしれないけど、もう少し探検してみよう。）

　　↓

　扉を開けた途端、突然イベントが始まってそのままボスと戦闘（あれ？あれ？）

　　↓

　散々探索してたせいで既にＨＰもＭＰも残りわずかで、あっさり全滅（うあああああっ！）

　　↓

　おおしんでしまうとはなさけない。（…。）



のコンボが普通にあって、それでも何度も負けながらリトライを繰り返して、やっと勝つ！というプレイングが普通でしたが、今はそれほど何度もチャレンジするほどの時間も無いので、こういった仕様は実にありがたいです。

またレベルを上げるのも、ちょっとしたクエスト（本編ストーリーとは関係ない横道シナリオ）をこなしているうちに自然と上がるので、あまり苦になりません。
というか盗賊でアイテムをとったりしてるのが楽しいので、戦闘も飽きずに繰り返せます。




システムは基本的に“お遣い”なんで、お遣いゲームがダメな人にはオススメしませんが、まったりとゲームをプレイしたいと言う人には最適なのかもしれませんね。
（もちろんもっと面白いといわれるＲＰＧは沢山あると思いますが、逆に私ぐらい“ゆるい”ユーザーには丁度ええ難易度なんじゃないかと思います。）



また時間が有ったら感想を書きますです。