●いや意外に出ますよ。マジで。
コンフラックスのプレリに行ってまいりました。
某店舗のプレリで、参加者32名の3回戦でした。


個人的には

 《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》
 《大祖始/Progenitus》

辺りを引いて是非ともプレイしたいものだとか思いつつ、パック開封。


 アラーラレア
 《狡猾な忘術士/Cunning Lethemancer》…(´・ω・`)
 《大祖始の守り手/Keeper of Progenitus》…(´・ω・`)
 《地獄の雷/Hell’s Thunder》…(´・д・`)


 コンフラックスレア
 《絞り取る悪魔/Extractor Demon》…(´・д・`)
 《練達の変成者/Master Transmuter》…(´・∀・`)


そして…


 《大祖始/Progenitus》


キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
マジで来おりました!
こりゃデッキ組むしか!だって今日はお祭りなんだから!お祭りなんですからね!
と言うことでまずはマナ基盤を安定させるカードを確認。


 《マナの大鉢/Mana Cylix》
 《天球儀/Armillary Sphere》
 《グリクシスのオベリスク/Obelisk of Grixis》
 《ジャンドの全景/Jund Panorama》
 《断ち割る尖塔/Rupture Spire》


の5枚。これだけあればなんとかなりそうです。
という事でデッキ構築。

基本的に《大祖始》を出して勝つデッキですから、序盤をいかに凌げるかが問題です。
とにかくチャンプブロッカーを出しまくりの除去しまくりで延命をして、10マナ(というか白白青青黒黒赤赤緑緑)を揃えて《大祖始》を出す事に全力を注ぎます。

他のカードを見渡すと…何と言うことでしょう。
匠のカードプールには、ものすごく除去が多いです。


 除去
 《魂の火/Soul’s Fire》
 《闇の感情/Dark Temper》
 《引きずり下ろし/Drag Down》×2
 《火山の流弾/Volcanic Fallout》
 《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger》
 《水膨れ虫/Blister Beetle》
 《焦熱の落下/Fiery Fall》
 《玉砕/Suicidal Charge》
 《ナヤの魔除け/Naya Charm》
 《流刑への道/Path to Exile》
 《エスパーの戦闘魔道士/Esper Battlemage》
 《肉組み/Fleshformer》

 接死持ち
 《ケデレクトの忍び寄るもの/Kederekt Creeper》
 《毒のイグアナール/Toxic Iguanar》
 《黒死病のカターリ/Pestilent Kathari》
 《ヴェクティスの口封じ/Vectis Silencers》


と非常に豊富。
これだけあれば、かなり延命出来そうです。
延命するなら、


 《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha》


も使えそうですな。
更にアラーラシールドと言えば、どうせ皆さんジャンドかナヤですから、
プロテクション(緑)の


 《ゾンビの異国者/Zombie Outlander》


もかなりの活躍が期待できそうです(ブロッカー的な意味で)
後は、プレイヤー火力の


 《消しえる火/Quenchable Fire》
 《寄生的な大梟/Parasitic Strix》


もあれば、
擬似火力の、


 《淀み水の精霊/Brackwater Elemental》
 《地獄の雷/Hell’s Thunder》


とかそんな感じのカードが豊富なんで、正直グリクシスで組むとかなりよさそう。
生物も3マナ4/3の《よろめく死体/Shambling Remains》とかもいますしね。



しかーし!
コレだけカードが揃っていても、5色《大祖始》デッキを作るスターマンです。こんにちは。
どう考えても《大祖始》が出たら盛り上がるじゃないですか!ね!




とい言う事で、除去+マナ安定カード+サイクリングカード+《大祖始》を詰め込んだ実に、マナカーブとか歪みに歪んだ大味なデッキの完成です。
(リストはカード名を全部書くのが大変なので割愛)





●《大祖始》は何回場に出たのか。
と言うことで早速対戦です。

第1戦 VS エスパー
・GAME1
序盤相手に押されるものの《肉組み》登場。
5色揃っているときのコヤツは神です。
相手の生物を丁寧に除去しながら、にらみ合いに持ち込みます。
そんな状況を打破するべく、相手から《アラーラのオベリスク/Obelisk of Alara》登場。
正直リミテッドでは、
アラーラのオベリスク/Obelisk of Alara (6)
破壊されない限りあなたの勝ち。

って書いてある凶悪アーティファクトです。
相手も「どうだ!」と言わんばかり。
しかしこちらは「わー。やられたー。」的な雰囲気をかもし出しながら、返しで《火山流埋め/Volcanic Submersion》。
ふふふ。アーティファクト対策はメインからに限る。

その後。

こちら《搾り取る悪魔》登場。
相手が生物を出しても即除去。
相手のライブラリートップが2枚墓地へ。
墓地に落ちる除去。
とナイスなライブラリー破壊。

流石に相手が捌ききれなくなって勝ち。


・GAME2
相手の飛行が止まらない。
さらに《淀み水の精霊/Brackwater Elemental》×2が出てきて、どうにも捌き切れずに負け。
タフネス4は除去しにくい上にパワーも4。しかも蘇生してくるとか…。無理だぁ。


・GAME3
序盤は地味に拮抗。そうこうしているとまたしても出て来る《アラーラのオベリスク》。
そしてこちらはまたもや《火山流埋め》。
あいてゲンナリ、こちらニッコリ。

すると相手《テレミンの演技/Telemin Performance》!!!!
こちらのライブラリーを捲って最初に出てきた生物が相手のコントロール下で場に出ます。


  「《大祖始》がめくれたら負ける!!!!
   いやああああああああぁぁぁぁぁあっ!!!!(←当然心の声)」



  そして飛び出す《搾り取る悪魔》



…orz
ウチの数少ないフィニッシャーが…仕方なく火力×2で除去。
コリャやばいなぁ…とか思っていたら、第2のフィニッシャーがついに登場!
そう!《大祖始》様!


  対戦相手「どうにも出来ん!」


そりゃそうでしょう。
《大祖始》様が1回殴ったところで相手投了。





第2戦 VS ナヤ
・GAME1
相手土地が2で止まる。
こちらが順調にマナを伸ばし、相手の4枚目の土地が出る頃には普通にこちらが殴りきって勝ち。


・GAME2
火力が無いものの《黒死病のカターリ》、《天球儀》にオベリスクがあるので迷わずキープ。
相手、
2ターン目《ナカティルの異国者/Nacatl Outlander》
3ターン目《長毛のソクター/Woolly Thoctar》

とブン回り。
タフ4は堅すぎます。
相打ちを狙って《黒死病のカターリ》を出すも《破門/Excommunicate》。
もう一度出したら《骸骨化/Skeletonize》…orz
負け。


・GAME3
1ターン目《野生のナカティル/Wild Nacatl》
2ターン目《ナカティルの異国者/Nacatl Outlander》
3ターン目《長毛のソクター/Woolly Thoctar》
4ターン目《破門/Excommunicate》
あれ?デジャヴ?

最後相手の生物が殴りに来たところを火力で焼こうとしたら、《圧倒する咆哮/Resounding Roar》でデカくなられて負け。





第3戦 VS バント賛美
・GAME1
序盤から相手が順調に生物を並べてくる。
しかし相手が賛美デッキなので、アタック生物確定後、賛美解決前に除去するを繰り返し何とか生き残る。
そして書いてある事がおかしい《天望の預言者/Skyward Eye Prophets》を場に登場させます。
《とぐろ巻きの巫女/Coiling Oracle》のように、ライブラリートップを見て、土地ならプレイ。土地以外ならドロー。を、


  “何回でもOK”


とかおかしいだろ?おかしくない?普通?
除去されなければ膨大なアドバンテージを稼いでくれますYO。
で、除去られ無かったので、後はひたすらカードを引いて《大祖始》様登場。
2回殴って勝ち。強い。


・GAME2
序盤殴られたもののなんとか膠着状態に。
早く《大祖始》様を引かないかなあ…とか思ってたら、《苦悩火/Banefire》X=9でこんがり。負け。


・GAME3
《玉砕》がささり、相手戦線壊滅状態。
ただこちらも攻撃要員が足らずズルズル。

しかしズルズルと長引けば長引くほど手札にある《大祖始》様の出番が近くなるってもんです!
《天望の預言者》からドローを重ねて土地を並べ《大祖始》様登場。



   相手返しで《災いの砂時計/Scourglass》。


…!!!
《大祖始》様の唯一の天敵であるところのダメージに頼らない全体除去とか…。
次のターンに流されてしまいますが、まぁ10点ダメージだけでも善しとするか…。
ドロー。



  《火山流埋め》



劇的。
2回殴って勝ち。





●と言うことで、
2-1でコンフラックス2パックゲット。
《大祖始》はやはり強いです。出たら勝ちです。出たらね。
まぁ9GAMEやって3回も場に出たんだから十分満足。

しかし今回のMVPは間違いなく


  《火山流埋め/Volcanic Submersion》


最悪アーティファクトクリーチャーも割れるので、メインからの採用は正解でしたね。





●今回目立ったカード(コモン編)


 《天球儀/Armillary Sphere》
 カード1枚増えて色事故も無くなるとか、今回のような5色デッキならそうとう強い。


 《淀み水の精霊/Brackwater Elemental》
 とにかくいやらしい。3マナ4/4で殴ってよし守ってよし、2回使えるから強いです。
 エンドに死ぬので貪食とも相性○


 《燃えさしの織り手/Ember Weaver》
 実質3マナ3/3到達先制攻撃。出されると萎える。


 《引きずり下ろし/Drag Down》
 版図は地味に強かった。特にコレと《アラーラの力/Might of Alara》。
 5色そろえようと思うとかなり簡単に揃うので、-5/-5とか普通に出来る。


 《黒死病のカターリ/Pestilent Kathari》
 コイツと2赤が立ってるだけで、相手が攻撃してこなくなります。



とまぁこんな感じ。
他にも強いカードは色々あるのでしょうが、今回使ったり使われたりしたので覚えているのはこの辺。
3パック目にコンフラックスが来る事で、ドラフトが更に面白くなりそうです。




自宅に帰ってデッキをグリクシスで組みなおしたら、これはこれでなかなか強かったです。
まぁ《大祖始》様を引いたら使わないわけには行かないですよねぇ。

構築でも《劇的な入場/Dramatic Entrance》から《大祖始》を出すデッキでも組んでみましょうか。


ちなみに貰ったパックはドラフトに使おうとか思っていたんですが、どうにも我慢できなくて開封。
出たレアは、


 《エーテル宣誓会の審判人/Ethersworn Adjudicator》
 《貴族の教主/Noble Hierarch》


こりゃアタリだ。
たっぷり対戦してナイスなお土産もゲットして、実に充実した1日でした。


やはりプレリは楽しいですね。
次は…4月末?意外と近いですな。

コメント

マンダム/闇の腹心
2009年2月2日11:57

スターマンさんの心意気に感激w

自分もプレリで5色組みましたが、仕方なく組むのと、
あえて組むのでは全然違いますね^^

にますけ
2009年2月2日12:36

大祖始キタコレwww
恐るべし・・・
しかもオバ賛美まで・・・
スターマンさんのその引きの強さ!
そこに痺れる!憧れるぅぅ!

kidd
2009年2月2日23:05

リンクさせていただきました。

大祖始やばいっすね!!ww

スタお
2009年2月3日10:47

マンダム様>心意気といわれるとなんだか照れてしまいますが、単に《大祖始》を引いたら頑張って出したいなぁと半分冗談で思っていたら、本当に引いちゃったと。
なので無理矢理出せる構成にしちゃっただけです。
(運良くマナを安定させられそうなカードも結構ありましたから)

結果的には勝ち越せましたし、5色凄く楽しかったですよ。


にま様>オバ賛美…なるほど、言い得て妙ですね。おばさん+賛美=オバ賛美。
教主といえばロクソドン。貴族って俺そんな生活したこと無いから良くわからんって感じだったんで、3色鳥とかバント鳥とか呼ぼうかなぁと思っていたんですが、オバ賛美って呼ぶことにします。

ちなみに引きはいつも凄く悪いんですよ。そう。驚くほどに。今回はたまたまです。


kidd様>大祖始…ヤバイです。Protection from everything…エブリシングですよ。
excite翻訳に言わせると“すべてからの保護”ですからねぇ。
リミテッドなら出たら勝ちって書いてあるも同然です。
ただ構築だと神に怒られたり、布告されたり、疫病風がふいたり(ふくか?)と生き残るのに必至ですけどね。

あ、対象を取ってないから《物語の円/Story Circle》でも止まるなぁ…(多分)

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